ビジネス・ブランド戦略と商標権

なんで商標登録を依頼するのか?

そもそも、なんで商標登録をしようとするのか?を考えてみると、一番多い理由は「新商品」や「新サービス」が出来あがり、これらの商品名やサービス名を保護しようとするためです。

次に多いのが法人設立のタイミングで商号等を商標として保護しようとするためになります。

さらに突っ込んで考えてみると「なんで商品名や商号等を保護する必要がある」のでしょうか?

一つ目には「自社の商品名や商号等の使用を法的に担保する」ためです。つまり、ある商品名や商号等の使用が第三者の商標権侵害に該当することなく、特許庁という行政機関からそれらの使用についてお墨付きを得るため、と言うことができます。

二つ目には、「商品名や商号等を独占的に使用する」ためです。これは第三者に同じネーミングや、似たようなネーミングを使わせたくないからです。

さらにさらに、突っ込んで考えてみると「なんで第三者に似たようなネーミングを使わせたくない」のでしょうか?

ここまでの回答ができると、しっかりとしたマーケティング戦略・ブランド戦略が見えてきます。なぜなら「第三者にネーミングを使用させて(プレーヤーを集めて)周知度を上げる戦略」も立派に存在しますし、例えば、これらのプレーヤーを管理するのに商標権を使用する戦略的な意図が見えてくるからです。

ということは、私ども特許事務所は知的財産を作り出すだけのお手伝いではなく、知的財産を経営に活かす(さらに言えば新規事業に活かす)お手伝いができるほうが良いに決まっています。

是非そういった観点からも商標出願の依頼先を選定してみてください。

ビジネス役立つ
商標登録情報

書籍紹介

もうけを生み出す中小企業の知財戦略

中小企業は独自の技術やアイデアをもっと活せば大企業と渡り合える
様々な成功事例をもとに知財からもうけを生み出すポイントを解き明かす。